わからないことに直面した時、どんな気持ちになるでしょうか。
「不安」
「くやしい」
「悲しい」
「イヤだ」
「恥ずかしい」
「どうしてわからないんだ(自分を責める)」
など、いわゆるマイナスの感情が出てくるのではないでしょうか。
特に子どもたちを見ていると、このようなことを顕著に感じます。
わからないで落ち込む子、泣く子、不安そうな子みんな様々です。
わたしは
「わからなくてもいいんだよ」
「これからわかるようになっていくから大丈夫だよ」
「誰でも最初はわからないんだよ」
などと、声かけをしてきましたが、反応は様々で正直言って自分の中でしっくりきていませんでした。
そんな中で「わからない」ということを自分なりに色々と考えてみて出てきた答えが「わからない喜び」ということです。
わからないことがわかると当然うれしいものです。
苦労して自分の力でわかったときにはそのうれしさも倍増します。
つまり、わからないということは、「わかる喜び」を得るチャンスでもあるわけです。
わかるときでもすぐにわかったときは
「あっ、そうか」
で終わることが、苦しんでわかったときは
「あー、そういうことか、なるほど!!」
と強い納得感と喜びになります。
わからないこともそのハードルが高いほど、あとの喜びは大きくなるのです。
わからないことは良いこと、わかるチャンスがあること、わかるという大きな喜びが待っていること、わからないからこそ次の成長が生まれること。
これからは「わからない喜び」を子ども達に伝えていこうと思います。
おとなはわからないことがあっても「まあいいや」とあきらめるような場面があるかと思います。
でも子ども達にはそれがありません。
わからないことはわかりたいという人間本来の欲求をしっかりと持っています。
それはすごいことです。
わたし自身もわからないことをわかりたいという欲求をしっかりと持ち、その上で子どもたちが本当の「わかる喜び」を手にできるようサポートしていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿